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London - Palace of Westminster, UK

「紳士・淑女の国」と呼ばれるイギリスには、数多くの観光名所があります。例えば、ビッグベン、バッキンガム宮殿、大英博物館などは誰もが知っている伝統的な名所です。

その中で今回は、「ウェストミンスター寺院」をピックアップしてご紹介します。その特徴や歴史を知ると、実際に訪れた時の感動も倍増するはずです。これを読んで、あなたの旅をより魅力あふれるものにしてください。

 

「イギリスの伝統」を背負う寺院

ウェストミンスター寺院は、イギリスの歴史を考える上で欠かせない場所です。2011年にはウィリアム王子とケイト妃のロイヤル・ウェディングで世界的に大変な注目を集めましたが、それ以外にも戴冠式などの国の重要行事が行われています。1066年にウィリアム征服王の戴冠以降、イギリス国王の戴冠式を行う場所として長年重大な役割を果たしてきているのです。

また、歴代の王や女王をはじめとした数多くの国の重要人物が埋葬されていることでも有名です。王族の他には、アイザック・ニュートン、チャールズ・ダーウィン、アーネスト・ラザフォードといった学者たちや、エイブラハム・カウリーやジョン・メイスフィールドといった詩人もこの地に眠っています。

何世紀も前から現在にかけて何百万人という人々が巡礼に訪れるウェストミンスター寺院は、イギリスにとってだけでなく、世界的に見ても歴史的価値の高い宗教建築物の1つと言えるでしょう。

 

荘厳な佇まいは一見の価値あり

ウェストミンスター寺院はイギリスのゴシック建築の最高傑作と言われており、その価値が世界的にも認められ、世界遺産に登録されています。その歴史的な価値はもちろん相当に高いものですが、そういった前知識を抜きにしても見るものを圧倒する「荘厳さ」は、ウェストミンスター寺院の大きな魅力です。

人々に荘厳な印象を感じさせる理由は、ゴシック建築らしい「壮大さ」に起因していると言えるでしょう。寺院が建設されたのは11世紀で、エドワード懺悔王の指示によるものでした。その後1245年にヘンリー3世が再建を決め、フランス人の建築家に依頼します。フランスのゴシック様式が採用されているのはこのためです。

14世紀には大部分が出来上がりましたが、正面部分が完成したのは16世紀初め、塔は17世紀となっています。かなり長い歳月をかけて、今の形となったことがうかがえます。完成までのプロセスを知ると、その壮大さや美しさにも納得がいくと思います。

また、外観だけでなくステンドグラスも必見です。大戦中に疎開させられたことで、現在でもその美しさを楽しむことができます。たくさんの人に愛され、守り続けられてきたステンドグラスは、イギリスを訪れたらぜひ見ておきたい傑作です。

 

周辺スポットや入場料などの観光情報

ウェストミンスター寺院の周辺には、合わせて観光できる有名スポットが多数あります。寺院のすぐ隣にはイギリスの国会議事堂「ウェストミンスター宮殿」がありますし、「バッキンガム宮殿」も近くにあります。ウェストミンスターというエリア自体が、有名な歴史的建築物が集中するロンドン屈指の観光スポットとなっているのです。

また、ウェストミンスター寺院の入場料は16ユーロと、各国の料金設定よりも若干高い印象を受けます。その背景には、寺院が完全に独立採算制を採って運営しているという事情があります。国やイギリス国教会などから一切の財政援助を受けていないため、運営資金から建物の維持まで、全てを訪問する人々の入場料や寄付金で賄う必要があるのです。文化遺産を守るためのささやかな支援という意味でも、ぜひ外観だけでなく内部も見学してみてください。

 

おわりに

ウェストミンスター寺院の歴史や特徴について、お分かりいただけたかと思います。しかし、最大の魅力は実際に足を運んでみないと感じられない雰囲気にあります。イギリスを訪れる際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

 

参考URL

ウェストミンスター寺院?Wikipedia

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